clover GEAR
修理の紹介−輸入車メンテナンスー

2019.03

セレスピード車のクラッチ交換 〔アルファロメオ147〕

  • 整備
セレスピード車のクラッチ交換 〔アルファロメオ147〕

今回は、アルファロメオ147のセレスピード車のクラッチ交換です。

症状としては、「クラッチミートが悪く、発進時に車体がものすごく揺れる」「走行時のギアチェンジのショックが大きい」などです。

上記の症状の場合は、まずセレスピード関連の診断をしていきます。
しかし、セレ関連の状態の確認をしましたが、異常がなく正常に動作していました。

そうなると、今回の走行時の不具合の原因は『クラッチ』ということになります。
ちなみに、冒頭の症状は、クラッチが減ったときの症状とも一致しています。

それでは、さっそく作業に入ります!

セレスピード車のクラッチ交換 〔アルファロメオ147〕

まず、クラッチ交換するために、邪魔になる部品を外していきます。 エンジンからミッションを切り離すときに干渉するバッテリーやセレスピードのハーネス、マフラー、ミッションに刺さっているドライブシャフトなど、全て外しました。 また、ドライブシャフトを抜くとミッションオイルが抜けてしまうので、予め抜いておきます。

セレスピード車のクラッチ交換 〔アルファロメオ147〕

ドライブシャフトを抜き、ミッションを切り離すと、クラッチがエンジン側に残る仕組みになっています。

セレスピード車のクラッチ交換 〔アルファロメオ147〕

左が取り外したクラッチ、右が新しいクラッチです。 下の大きい円盤がクラッチとクラッチカバー。上の小さな部品がクラッチのダイアフラムスプリングを押し出すレリーズベアリングです。 基本的にクラッチ交換する時のセットは上の3点です。

セレスピード車のクラッチ交換 〔アルファロメオ147〕

新旧見比べていただくと分かりますが、新しいものは溝が深く、使用するにつれて溝が少なくなっていきます。 画像の旧品はもう溝が無くなってしまっていますね。 この状態でもまだ走れないわけではありませんが、顕著な症状が出てしまったいたこともあり、良いタイミングで修理のご依頼をいただいたと思います!

セレスピード車のクラッチ交換 〔アルファロメオ147〕

クラッチを取り付けるときには、フライホイールの円の中心に合わせてクラッチを取り付ける必要があります(「センター出し」)。センターがずれてしまうとミッションがうまくドッキングしません。

セレスピード車のクラッチ交換 〔アルファロメオ147〕

ちなみに、ドライブシャフトがミッションに刺さる口の部分にはオイルシールが使わています。 そのオイルシールはミッションオイルの流出を防ぐものですが、そのオイルシールを交換しようとするとドライブシャフトを抜くため意外に高額な工賃になってしまいます。 そのため、今回のようにクラッチ交換をする際には工賃を節約の目的でオイルシールを同時に交換されることをお勧めしています。

さて、全ての作業が完了しましたので試乗をして確認をします。 作業前に出ていた発信時の振動や、変速時のショックは無くなり、スムーズな走行ができるようになりましたので作業完了です。