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2018.10
ドライブシャフトブーツ交換 -アウディ A3-
- ブーツ交換
- 足回り系
- 整備

今回はアウディA3の修理です。修理内容は『ドライブシャフトブーツ交換』です。
今回の修理は車検を取得するために受けた法定点検で見つかった不具合の修理。
ドライブシャフトブーツ切れのためのブーツ交換です。
ドライブシャフトは、ミッションで生まれた動力をタイヤに伝えるための部品です。
では、ブーツとは何の役目をしているのか?
ドライブシャフト内のベアリングの動きを補助する「グリス」を保持するための入れ物のようなものであり、外部からの砂利などの侵入を防ぐためのガードの役目もするものでもあります。
このブーツが切れてしまうと、中に納まっていたはずのグリスが遠心力で飛び散って枯渇してしまいます。そのうえ、外からは砂利などの余計なものが入り込みベアリングの動きに支障をきたし、走行時の安全が保てなくなってしまいます。
この部分は、車検取得時の検査項目であるためブーツが切れた状態では車検に合格することができません。

今回は4つあるうちの、すべてのブーツが切れてしまっていたため、4つとも新品のブーツに交換していきます。

ブーツをよく見てみると、ぱっくりと切れてしまっているのが分かります。
中のグリスはやはり減ってしまっていたので、このまま走り続けていたら危険だったかもしれません。

劣化したブーツを新品に交換し、元通りに組み上げて作業完了です。
ブーツ切れはメーターにチェックランプが出るわけでもなく、走行している中で異変に気付くことも難しい。
法定点検のように下回りを点検する機会があるから大事に至る前に修理をすることができるんですね。
法定点検の時期でなくても、足回りにご不安がある場合はリフトを使用して下回り点検をすることも可能です。お気軽にご相談ください。