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修理の紹介−輸入車メンテナンスー

2018.11

オイル漏れ修理 <BMW 3シリーズツーリング>

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オイル漏れ修理 <BMW 3シリーズツーリング>

今回は、BMW3シリーズツーリングの修理です。作業内容は『オイル漏れ修理』です。

いつも愛車を停めているご自宅の駐車場にオイルが漏れた跡があったとき、どうされますか?

「車検の時に車屋に診てもらえばいーや」と、しばらく放置してしまったりしませんか?

オイル漏れの量、また、車体の構造によっては別の意味で危険な場合もありますので、重い腰を上げて車屋で診断を受けていただきたいのです。。。

今回ご依頼をくださったお客様も、そんな異変に気付いて早めのご来店をしてくださいました。

オイル漏れ修理 <BMW 3シリーズツーリング>

駐車場の地面にオイル跡があったということだったので、リフトで車両を上げて下からオイル漏れの状態を見てみます。
タペットカバーのつなぎ目とエンジン裏手の真空ポンプからオイルが漏れていて、マフラーにも漏れがつたった跡が残っています。
漏れの量はなかなかの多さです。

BMWのこの型のエンジンは4気筒でも6気筒でもタペットカバーからのオイル漏れは定番です。
そもそも、エンジンが斜めに傾いているためタペットからオイルが漏れやすい形状になっているのです。

オイル漏れ修理 <BMW 3シリーズツーリング>

ゴムパッキンをよく見てみると、劣化で縮んでいるのが分かります。

オイル漏れ修理 <BMW 3シリーズツーリング>

タペットカバーを開けるためにエンジンカバーやイグニッションコイル等を取り外していきます。
タペットカバーが取れました。中はこのようになっています。

オイル漏れ修理 <BMW 3シリーズツーリング>

タペットカバーを取り外したら、次に真空ポンプを取り外していきます。

オイル漏れ修理 <BMW 3シリーズツーリング>

漏れ跡が残っています。

オイル漏れ修理 <BMW 3シリーズツーリング>

取外して部品を見てみると、液体パッキンでぐずぐずになっているのが分かります。
過去のオーナー様がパッキン交換をせずにシーリングのみでオイル漏れ修理を済ませようとしたのかもしれません。
この場合のシーリングは応急処置程度にしかならないため、どうせここまで外すのであれば、長期的な改善が望めるパッキン交換が望ましいです。
ここでいうパッキンは、オイルが外に漏れ出さないようにする役目ですので、精度の高いパッキンを選び、古いパッキンのカスなどを丁寧に取り除き、きちんと脱脂をしてから施行をするなど、ひとつひとつの作業を丁寧に行っていきます。
そうでないと、また同じ箇所からオイル漏れが起こる可能性が出てきてしまいます。

オイル漏れ修理 <BMW 3シリーズツーリング>

真空ポンプの中はエンジン始動中は常にオイルが回っているため、外すとこのようにオイルが入っています。このままの状態だと、組付けるときに中のオイルが出てきてしまうので綺麗に洗浄しておきます。

オイル漏れ修理 <BMW 3シリーズツーリング>

エンジン側にもべったりとシーリングしてあったので隅々まできれいに剥がしていきます。
この行程をしっかり行うかどうかが完璧な修理の境目だと思っています。
今回は真空ポンプの取り外しもしているので見えないエンジン裏手側は鏡を使って洗浄していきます。

外した部品を元通り取付け、試乗をして、エンジン裏手にオイル漏れがないかをチェックしていきます。
しばらくアイドリング状態にしておいても、試乗をしても、車体の下から確認をしても以前のようなオイル漏れは確認されませんでした。

このようなBMWは、オイルが漏れる定番箇所の真下にマフラーがあり、ひどいオイル漏れを放置していると、最悪の場合は引火の可能性もあります。 オイル漏れは自然治癒することはありません。
そして、オイル漏れ状態が長ければ長いほど二次災害に発展する可能性も高まります。
遅かれ早かれ修理することになるものなので“まだいいか”ではなく気づいた時に、早め早めに対処を検討されることをお勧めいたします。
その際は“実績・経験のある当店”へお気軽にご相談ください。