clover GEAR
修理の紹介−輸入車メンテナンスー

2018.07

小田原の欧州車修理 アルファロメオ147のセレポンプ交換

  • セレ
  • 修理
小田原の欧州車修理 アルファロメオ147のセレポンプ交換

今回は、アルファロメオ147の修理です。修理内容は『セレポンプの交換』です。

「どうしよう。ギアが入らない・・・」

この症状が起きた場所がよりによって、長期休暇中の旅先だったら・・・。
考えただけでもゾッとしますよね;

念のため、「セレ」について簡単にご説明すると、ATモード付きのMTのことです。
初めて乗った個人的な印象は、「オートマなのにエンストしそうな感覚があったり、上り坂で坂道発進しようとすると、ブレーキを離した瞬間に車が下がり始めたり・・・不思議な感じ」という感じでした。

さて。話を戻して・・・
今回のように、セレスピードのギアが入らなくなってしまう原因は一概には言えません。
そのため、今回もいくつかの可能性を絞り込んで診断を行い、セレポンプが動作していないことが分かりました。

小田原の欧州車修理 アルファロメオ147のセレポンプ交換

セレポンプにアクセスするにはフロントバンパーを外す必要があります。 脱着時にヘッドライトを傷つけてしまわないように養生をしておきます。

小田原の欧州車修理 アルファロメオ147のセレポンプ交換

バンパーを外した矢印のところにセレポンプがあります。

小田原の欧州車修理 アルファロメオ147のセレポンプ交換

手前が取り外した部品、奥側が新しく取り付ける部品です。
手前の取り外した部品が汚れているので古いものだとわかりますが、比較しても特にそれ以外の違いは分からなくないですか?
・・・というのも、セレポンプが動かなくなってしまう原因の大半はポンプ内部の固着なのです。
今回は、ご依頼主様からのご要望で「費用を抑えたい」とのことでしたのでご依頼主様ご了承の上で中古部品を使用しました。
新しい部品を元通りに取付け、診断機を使用してセレオイルのエア抜きを行います。
試乗をして、ギアが正常に入るようになったことを確認し、セレオイルの油圧に問題がないことを確認し、作業完了です。

セレに関しては、交換時期が定められておらず、いつこのような不具合が起こるかということは分かりません。
そのため、いかに車の異変に早く気が付くことが出来るかに意識を向けた方がいいのかもしれません。

最後に。今回のようなセレの不具合をお伝えしてしまうと、「マニュアルでもない。オートマでもない。なのにセレに乗る必要があるの??」と思われるかもしれません。
ですが、セレの需要というのは意外にも多いのです。
足元にはブレーキペダルとアクセルペダルしかないので、ギアチェンジの際に手元だけで操作ができること。マニュアルモードに疲れたら、都合よく「CITYモード」にしてオートマ操作に切り替えられること。・・・そして、マニュアル感覚を味わえるのに「オートマ限定免許」で乗れてしまうこと!
旦那様はマニュアル車に乗りたいけど、奥様はオートマ車にしか乗りたくない・・・というご家庭には希望に沿った選択肢だと思います。