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2018.11
水漏れによるオーバーヒート修理 <BMW MINI>
- 水漏れ
- オーバーヒート
- 修理

今回は、BMW MINIです。作業内容は『オーバーヒート修理』です。
今回は、既に不具合の原因が診断済の状態でのご依頼です。
その原因とは、「サーモハウジングからの水漏れ」です。
エンジンは動いている限り高温の状態が続くため、冷まし続けてあげないと、熱くなって、熱くなって・・、熱くなって・・・!!
オーバーヒートしてしまいます。
そのエンジンを冷ましているのが主に、冷却水(クーラント、LLC)ですね。
冷却水は絶えずエンジンルーム内を血管のようにめぐり続けて温度を下げているので、その冷却水が減ってしまうと冷ますスピードが追い付かずにオーバーヒートを起こしてしまいます・・・
サーモハウジングもパッキンを使って水漏れを防いでいるものなので、新品の部品に交換していきます。
エンジンルームを見ると、部品とホースが所狭しと収められています。サーモハウジングはこの部品の奥にあります・・・
奥を覗いてみると、サーモハウジングのちょうど真下辺りに緑色の液体(クーラント)が溜まっていました。
アクセスの邪魔になるものをかき分けてサーモハウジングを取り外します。
左側が新品のサーモハウジング、右が取り外したサーモハウジングです。
中を覗くとヘドロ状のもので汚れています。おそらく漏れ止め剤を入れたものと思われます。
あとは逆の手順で組付けて、新しいクーラントを補充して完了です。
サーモハウジングを交換して、クーラントのエア抜きをするためにエンジンをかけっぱなしにしていると、床にはポタポタとクーラントが垂れてきました。 他に漏れ箇所があるようです。 探していくと、エレメントの根元からジワーと漏れてきていました。
このMINIのエレメント土台のパッキンを交換するためにはここまでばらさないといけないので大掛かりです。