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2019.02
パワーウィンドウが下がらず、レギュレーター交換〔MINI コンバーチブル〕
- レギュレーター
- 修理

今回の修理は、MINIコンバーチブルのレギュレーター交換です!
パワーウィンドウを下げようとスイッチを押し続けると、リアの右側だけ窓が下がらないという症状でご依頼をいただきました。

リア左右のパワーウィンドウを同じ時間スイッチで下げてみると、右は途中で止まってしまい明らかに高さが違います! 窓を一番下まで下げ切っているはずの状態なのに、右側のパワーウィンドウは降りきっていません。 パワーウィンドウスイッチを押している間にモーターの音はしているので、モーター以外が原因でこのような不具合になっているようです。

さっそくレギュレーターを取り外して確認を・・・したいところですが、 2ドアの車であるため、レギュレーター交換作業のためにここまでばらす必要があります。

レギュレーターを取り外します。

取り外したレギュレーターを、新しく取り付けるレギュレーターと比べてみましょう。 矢印で示している白いパーツは左右同じものですが、大きさが違って見えます。 そして、右のワイヤーはピーンと張られているのに、左のワイヤーは張りがありません。

先ほど矢印をしていた白いパーツを確認してみると、真っ二つに割れてしまっていました。。。 パワーウィンドウを上下に動かすためには、モーターが動き、ワイヤーがきちんと張られている必要がありますので、このパーツの破損のせいでワイヤーが張られずに不良を起こしていたのです。

ワイヤーがきちんと張られていない状態でパワーウィンドウの上下を繰り返したせいか、ワイヤーは画像のように傷んでしまっています。。。

今回は、モーターは問題なく動いていてまだまだ使えそうなので、モーターは新しく取り付けるレギュレーターに移植をしました。

完成です! これを元通り車体に組付け、動作確認をします。 ウィンドウガラスはスムーズに上下するようになりましたので、内装も元通りに戻してすべての作業が完了です。